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壁のお手入れ
2022.02.14

漆喰壁や珪藻土の自然素材の壁について

まずは自然素材の【お話】

新しい現場と同時進行に、弊社では今迄建てていただいた
おうちのメンテナンスや点検業務も徹底しています。

その中でも今回スポットを当てたいのは
珪藻土や漆喰などの塗り壁についてです。

くが工務店では自然素材を使用した家づくりを推奨しています。

かつての日本は木や紙、土など、大地に返る素材で造る事が家づくりの基盤でした。
 
ちなみに私は
木造、漆喰壁、畳、和紙を使った建具、昔ながらの日本家屋である
自然素材の家にしか住んだ事がないです。。。




こちらに移る前は、
私たちも築100年以上の古民家でしたのでまさに自然素材の家でした。
 
それがいつからでしょう
住宅会社の中ではメンテナンスがほぼ不要
品質保証の面や低コストの
集成材や新建材などの工業製品が扱いやすい!
という理由で
 

簡単に言えばクレームを避ける為に
自然素材が敬遠されてきているのが現状です。
 
弊社の家づくりは自然素材を取り入れてますが

「綺麗なままを保ちたい」
「経年変化ではなく経年劣化に見える~」
「仕事で忙しいので手入れする時間がない」

と仰る方には無理強いはしていません。
 
現に、弊社の「デザイン」が好きな方で
メンテのいらないフローリングを選択された方もいらっしゃるし
スタッフでもうちに勤める前に大手住宅メーカー様でRCの家を建てた者もいます。

くが工務店で言う自然素材は
床を無垢材、室内壁を漆喰・珪藻土にする事を提案しています^^
 
デザインの素敵なタイルも使いますし、
システムキッチンもタカラスタンダード様の傷や汚れが付かない
弊社イチオシの「ホーロー」素材のキッチンを標準仕様としてご案内しています。


我が家の屋根と外壁はガルバニウム鋼板ですし、
サイディングもご提案させていただいています。
 
新建材でおうちの機能やデザインのバランスを保っているので
これからも積極的に新しいものも取り入れて行きたいと考えています。
 
これらの事を踏まえて
全てを自然素材で賄う事は現代では難しいかなぁと正直に思います。
 
さて、本題。
我が家のLDKは壁、天井、建具までもが漆喰です。
塗り方は掻き落とし技法で仕上げています。

ずばり我が家で漆喰を選んだ理由は
①漆喰の独特の風合いが好きな事
(外観がスタイリッシュなので室内はやわらかく温かい雰囲気、つまりは外と中のギャップ!)
②家族皆がアレルギー体質(鼻炎・気管支が弱い・乾燥肌)
この2点です。
チビが二人います。
うち一人はとても活発な男児(かなり大きめ)です笑
 
よくよく見てみましょう。。。


あらら~~~
展示場ですが、おかまい無しに普通に生活していますのでやらかしています💦

ですが言わせてください。
 
絶対に傷の入らない漆喰や珪藻土はありません。
 もしひび割れのないものがあるとしたら…
きっとそれは自然素材ではありません。
樹脂系のものや化学物質が含まれていると考えられます。
 

ユーザーさまからの問い合わせで1番多いのが
「コーナー(入隅・出隅)の割れや欠け」です。

こういった見た目が悪くなってしまうが事があるのは確かです。
住む方自身でお手入れをしたり
私たちがメンテナンスにお伺いする事が多いのも事実です。

施工には熟練の腕の良い職人が必要であり、時間と労力がかかりますので
クロス仕上にするよりもコストも上がります。
 
くが工務店でも何度も何度も会議を重ね
今では下記のような防止策をしてご提案させていただいています。
 
石膏ボードを張る前に入隅、出隅などひび割れしやすいところに
鉄板を入れています。
そしてその鉄板の上にクロスを貼って
いよいよその上に材料を壁を塗っていくのです。

手間もかかる上、手入れも必要
塗り壁独特の雰囲気がお好きな方はもちろん
様々なデメリットを踏まえた上でも
ここまで弊社がお勧めするのは

やはり塗り壁の調湿性の良さ
 
この一言に尽きます。
実際に100%自然の漆喰の家に住んでいるので分かります。
ほぼほぼ来客者に
「綺麗な空気を感じ良い香りがする」
と言われます。
湿気を吸収してくれて、消臭効果まである
のです。

自然素材のデメリットが気になると言う方は
ビニールクロスが良いと思います。

まだまだ未熟な会社ですが、お客様がご自身でメンテナンスし
愛着の湧く暮らしがでできるよう
メンテナンス方法などものレクチャーも
分かり易くご説明する準備をしておりますのでお待ち下さいね^^
 
ひと手間ふた手間の良さ
そして空気が綺麗で心地良い家の中
お客様に健康で気持ち良く生活して欲しい
それだけの想いで家づくりをしています^^

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